デジタル社会どう目を守る(3)「アイフレイル」を放置する危険

公開日: 更新日:

 40歳は健康のターニングポイントといわれていますが、目のトラブルも40歳を過ぎたあたりから増えてきます。老眼の症状が出始めるのもこの頃からです。

 日本眼科啓発会議が40~89歳を対象に行った調査(2021年)では、健康面で不自由を感じていることとして最も多かったのが目(視覚)で、ほぼ半数の47.7%の人が悩みを抱えていることがわかりました。

 多くの人が気にする物忘れよりも、実際に悩んでいるのは目というわけです。

 具体的には「小さな文字が読みにくい」「目が疲れやすい」「視力が低下している」といったもので、年齢を重ねると誰もが思い当たる悩みです。

 こういった加齢に加えてストレスや環境などで目の働きが衰える状態を、最近では「アイフレイル」と呼んでいます。目の健康と病気の中間の状態に当たります。

「アイフレイルを年のせいだから仕方ないと放置していると症状が進み、場合によっては失明など深刻な事態になりかねません。アイフレイルのうちに対策をとることで目の健康寿命を延ばすことが可能です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも