一流アスリートも心筋梗塞に…その運動強度は間違っている

公開日: 更新日:

 守護神を失った影響は大きかったか。今月25日に行われたタッサ・デ・ポルトガルの決勝。スポルティングとの試合をスタンドで見守ったポルトの元スペイン代表のGKカシージャスは、先制したチームメートが自らのユニホームを掲げられるサプライズに目を潤ませていた。

「もう一度ゴールマウスへ」

 そんな思いがよぎったのかもしれないが、果たして、かなうかどうか。

 1日の練習中に急性心筋梗塞を発症すると、ポルト市内の病院でカテーテル手術を受け、一命を取り留める。その担当医はスペイン国営テレビの取材に、「普通の生活に戻ることはできる。しかし、サッカー復帰の可能性はハッキリ言ってゼロだ」と答えているのだ。

 急性心筋梗塞といえば、不摂生を重ねたメタボな人が起こす病気のイメージがある。2010年W杯南アフリカ大会では世界制覇に輝いたほか、2度の欧州選手権優勝に貢献するなどスペインの名GKだ。38歳の中年ながら、バリバリのアスリートで健康なはずだが……。

「急性心筋梗塞は、アスリートでも十分起こり得ます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル