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取り返そうとしてさらなる悲劇…シニアはこうしてカネを騙し取られる

 警察庁のまとめによると、昨年(11月末現在)1年間だけで、「オレオレ詐欺」やウソ話で金を騙(だま)し取られる「金融商品取引」名目の被害総額が425億円! その大半の被害者はシニアたちである。

「特殊詐欺」に分類されるこうした詐欺の被害者は、現金を少しでも取り戻したい一心から、さらに二重、三重の新たな被害を受けてしまうケースがある。負の連鎖だ。一例を紹介してみよう。

 さいたま市に住むAさん(無職=67)は一日中、好きな歴史小説を読みふけるなど気ままな余生を送っていた。月々20万円に近い年金収入。生活に不安はない。預金も700万円ほどあった。昨年春のこと、Aさんに知人が訪ねてきた。

「絶対に儲かる話がある。ファンドだが、この会社に投資すると、毎月の配当は3割。実際、俺も3割の配当をもらった」

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