農薬混入男は年収200万円…それでも地方で暮らせるワケ

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 銀座や新橋の街角ではほろ酔いのサラリーマンたちが賃金アップの話題に花を咲かせていた。だが、円安や株高の恩恵を受けられるのは、都会の大企業で働く正社員のみ。地方雇用のサラリーマン、非正規労働者は差が広まるばかりだ。

■2000万円の自宅に100万円バイク

 群馬県大泉町の私鉄の駅から歩くこと約15分。水を抜いた田んぼが広がる先に、農薬混入で逮捕されたアクリフーズ契約社員の阿部利樹容疑者(49)の自宅がある。

 阿部は、この築20年ほどの家で妻と20代半ばの息子と3人暮らしをしていた。息子が小学生の頃、思い切って約2000万円のローンを組んで購入した一軒家だ。
「待遇や賃金に不満があった」

 動機については、阿部はこうほのめかしている。不満だったという月給は14万円ほど。年収は、ボーナスを含めても200万円を少し超える程度だったという。

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