「小銭を投げつけて」 ALSOK防犯担当者が教える護身術
通り魔事件が相次ぐなど、近ごろは物騒だ。暴漢から身を守るにはどうすればいいか。警備会社「ALSOK」の防犯教育担当・新保克徳さんに話を聞いた――。
■駐車場が危ない
「大前提として、危険な場所には近づかないということ。人通りが少なく暗い場所、たとえば線路の高架下や、夜の公園などです」
特に危険なのは駐車場だという。ただでさえ都会の死角のような場所にあるし、車を降りる瞬間は誰でも無防備になりがちだからだ。
「降りた瞬間に車ではねて金品を強奪、そのまま車で逃走という例が多い。駐車場の中や入り口付近で、アイドリング停車しているような車がいたら、私は絶対近づきませんね」
■歩きスマホは無防備
今どきの通り魔は、日中ごく普通の場所で襲ってくる。
「常に周囲に注意を払うべきです。歩きスマホや音楽プレーヤーを聞きながらの歩行などもってのほかですね」
不審な人間が歩いてきた時は、道の反対側に渡る。それでも近づいてきたら、明らかに異常事態。すぐに逃げるべし。