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ブリ塩焼きが回収 ナメたら怖い魚のヒスタミン中毒

 今が旬の魚、ブリに厄介な食中毒が発生。騒動になっている。

 コトの発端は、青森の食品加工業者「八戸フーズ」が加工した「ぶりいしる漬干し」を東京の飲食店で食べた人に、ヒスタミン中毒が相次いだこと。100グラム当たり10ミリグラムを超えると食中毒が発生する可能性があるが、工場に残された商品から検出されたのは、同280~418ミリグラムの高濃度。県は10日、同社の工場を13日まで営業停止に。「ぶり塩焼き」「ぶり煮付け」など25商品、計1万7750個の回収を命じた。

 ヒスタミン中毒は、軽症なら口の周りの腫れやじんましん、発熱などで済むが、まれに呼吸困難で重症化する人も。生食でも加熱食品でも起こるから厄介だ。多い年は500人を超える患者がいる。

 水産ジャーナリスト・西潟正人氏が言う。
「ヒスタミン中毒を起こしやすい魚は、ブリのほか、アジやサバ、マグロ、カツオ、カジキ、イワシなどです。これらの魚に含まれているヒスチジンというアミノ酸の一種が、魚の体内などにいる細菌の働きで、ヒスタミンになります。細菌自体は加熱処理で死滅するのですが、生成されたヒスタミンは加熱しても残るため、生食でも加熱食品でも、ヒスタミン中毒が起こりうるのです」

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