風邪薬で死亡も…市販薬の「副作用」で被害者は救済されない

公開日: 更新日:

 風邪薬を飲んだら死亡――。消費者庁が8日に発表した市販薬による副作用のデータが波紋を広げている。

 同庁によると、2014年までの5年間で、市販薬による副作用は1225件。このうち、死に至ったのが15件、後遺症が残ったのが15件あったという。症例が多かったのが風邪薬の400件。その次は解熱鎮痛消炎剤の279件。驚くのは、風邪薬で死に至った例が8件もあったことだ。

 具体例としては「風邪薬を服用して肝臓の数値が高くなった」(70代男性)、「漢方薬を飲んで空咳がでるようになった」(30代女性)などが報告されている。

■裁判には莫大な費用と時間が

 では、副作用にあった場合、どうすればいいのか。現状では被害者が救済されることはなく、ほとんど泣き寝入りというのが実情だ。

「医薬品副作用被害救済制度」という給付制度はあるが、入院を必要としない症状や、日常生活が著しく制限される程度の障害ではない場合は認められないなど、適用への“ハードル”は高い。民事で賠償を求めるのも難しいという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元俳優・遠藤雅さん NHK朝ドラ「ひまわり」をピークに仕事減り、コンビニでバイトの日々

    元俳優・遠藤雅さん NHK朝ドラ「ひまわり」をピークに仕事減り、コンビニでバイトの日々

  2. 2
    西武・山田遥楓の素性と評判 妻が同僚・源田の元アイドル妻への誹謗中傷騒動

    西武・山田遥楓の素性と評判 妻が同僚・源田の元アイドル妻への誹謗中傷騒動

  3. 3
    巨人CS自力進出消滅に加え…初の「2年連続負け越し監督」が来季も続投で本当にいいの?

    巨人CS自力進出消滅に加え…初の「2年連続負け越し監督」が来季も続投で本当にいいの?

  4. 4
    安倍氏「国葬」武道館はガラガラ危機! G7首脳参列ゼロ、“大票田”の各界代表がソッポ

    安倍氏「国葬」武道館はガラガラ危機! G7首脳参列ゼロ、“大票田”の各界代表がソッポ

  5. 5
    自民党に塩を送る野田佳彦氏の「国葬出席」…見返りが「追悼演説」なのか?

    自民党に塩を送る野田佳彦氏の「国葬出席」…見返りが「追悼演説」なのか?

  1. 6
    赤ん坊が失明を免れた!SNSの投稿動画で異常に気づいた英検眼医の慧眼

    赤ん坊が失明を免れた!SNSの投稿動画で異常に気づいた英検眼医の慧眼

  2. 7
    安倍時代が残した最大の負の遺産は「国力が衰微しているという事実が隠蔽されている」こと

    安倍時代が残した最大の負の遺産は「国力が衰微しているという事実が隠蔽されている」こと

  3. 8
    爆笑問題・太田光はなぜ嫌われる? 「まるで独演会…」“MCとしての姿勢”に疑問の声

    爆笑問題・太田光はなぜ嫌われる? 「まるで独演会…」“MCとしての姿勢”に疑問の声

  4. 9
    フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出

    フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出

  5. 10
    広瀬すずや橋本環奈らがこぞって…ギャラも高くない舞台に人気女優が出演するメリット

    広瀬すずや橋本環奈らがこぞって…ギャラも高くない舞台に人気女優が出演するメリット