没後100年…漱石作品から「生き方のヒント」を再び学ぶ

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 今年は夏目漱石没後100年。2月9日は漱石の誕生日だ。漱石といえば、その作品の多くが教科書に掲載され馴染みがある半面、“ザ・文学作品”の印象を持つ人も多いだろう。しかし、「もともと文豪というよりも人気流行作家として認識されていましたし、新聞連載小説を手掛けていたこともあって、読ませる仕掛けが豊富。実はエンタメの要素が多いんですよ。また出世から外れた人などを主人公に据えているので、社会人になって改めて読むと、生き方のヒントになったりもするんです」。こういうのは、近代文学者の野田康文氏だ。野田氏が挙げる5作品から読み解く処世術とは――。

■褒めてくれた人を評価することが自己肯定に

「坊っちゃん」

“親譲りの無鉄砲さで子供の時から損ばかりしている”坊ちゃんが、両親亡きあと四国で中学教師になるも、うまくいかず1カ月後に辞めて帰ってくる。

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