没後100年…漱石作品から「生き方のヒント」を再び学ぶ

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 仲の良い宗助・御米夫婦に横たわる罪の意識と、その生活を描いた小説。

「既婚の女が不倫をすると刑法上の罪になったという時代背景で、宗助は親友・安井の内縁の妻だった御米と結婚したという設定です。子供を3度流産している御米は、占いで『あなたは人にすまないことをしたから、子供は出来ない』と言われ、夫婦も読者も“やはり”と思ってしまう。しかし漱石は文中で、その種のものを“文明人に共通の迷信”と言い切っており、物事を意味づけて考えることの恐ろしさをほのめかしています。人に迷惑をかけるなど誰にでも心当たりがあること。冷静さに目を開かされます」

■「研究的な態度」は人と人を結ばない

「こころ」

 上・中・下から成り、先生の過去を描いた下が有名。前半と後半の対比が際立つ名作。

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