熊本→北海道“的中”の地震専門家 「次は首都直下」と警鐘

公開日: 更新日:

 ヒヤリとした。16日午後、北海道函館市で起きた震度6弱の地震。震源地は、原発が集中している地域に近かったが、地元の泊原発、青森の東通原発、大間原発(建設中)に異常はなく、六ケ所村の使用済み核燃料再処理施設にも影響はなかった。ひとまずホッとしたところだ。3月に開業した北海道新幹線も平常通り運転しているという。

 実はこの北海道での大地震を、日刊ゲンダイ本紙で予測していた専門家がいる。元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)だ。熊本地震後に「(次に)心配なのは北海道」(5月19日付)と警鐘を鳴らしていた。改めて、今回の地震について聞いた。

「日本列島はアーチの形をしていて、その両端を支えているのが北海道と九州です。熊本地震で九州地方のエネルギーが解放されたので、次は北海道ではないかと思っていました。ただ、今回は規模がまだ小さい。今後M9クラスの大地震が、北海道周辺で起きる可能性はあります」

■2つの周期が重なる時期

 濱嶌氏が重視しているのは巨大地震が起きる周期だ。日本は400年と1200年のサイクルで大地震に見舞われているという。今はその2つの周期がちょうど重なる時期で、特に注意が必要となる。では、次に地震が起こる可能性が高いのはどこなのか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手