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報告件数10年で20倍…寄生虫「アニサキス」急増の恐怖

 魚介類の寄生虫「アニサキス」の急増で不安が広がっている。厚労省の統計によると、2007年に6件だった報告件数が、16年に20倍以上の124件に達した。

 同省のHPによると、アニサキスの幼虫は体長2~3センチ。サバやイワシ、カツオ、イカなどの魚介類に寄生する。食酢や塩漬け、醤油、わさびでは死滅しない。

 なぜ急増したのか。

「ひとつには医療機関から保健所への届け出が増えたこと。これまではお腹が痛くなり胃けいれんとして処置された患者が、内視鏡が発達したため、アニサキスが原因として届けられるようになったのです」

 こう説明するのは、寄生虫に詳しい東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏(感染症学)だ。

 報告件数が急増したもうひとつの原因は、魚の流通方法が変わったこと。アニサキスは70度以上で加熱したり、マイナス20度以下で24時間冷凍すると死滅するが……。

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