丼にラーメンまで 東京駅八重洲界隈に“エビブーム”到来か
JR東京駅・八重洲界隈が、最近、“エビづいている”と言ったら大げさか。エビ料理の店がジワリ増えつつあるのだ。
直近の話題は、先週10日、八重洲地下街(ヤエチカ外堀地下2番通り)にオープンした「えびそば一幻」。札幌発祥のラーメン専門店で、都心では新宿店に次いで2店舗目。
「ずんどうに15キロ分の甘エビの頭を入れてダシをとっています」
ガタイのいい厨房担当者がこう言う。低温でじっくりエビの香味を移したエビ油、頭を炒って仕上げた純度100%のエビ粉を加えた渾身(こんしん)の一杯だ。
スープは、①エビの風味を生かしたストレートスープ「そのまま」②エビスープにとんこつスープをブレンドした「あじわい」、の2種からチョイス。麺も、太麺と細麺から好きな方を選べる。味は、みそ、しお、しょうゆの3種類。値段は、いずれも780円。
早速、「そのまま」を「しお」の「細麺」で食べてみると、スープを口に含んだ途端、フワッとエビの風味が広がる。病みつきになりそうな味で、一滴も残さず飲んでしまった。ランチ激戦区に誕生した新たな専門店だ。