孫正義氏出資 中国「配車アプリ」上陸でタクシー業界恐々

公開日: 更新日:

 目下、日本ではITを活用したシェアエコノミーをめぐって米中がつばぜり合いを展開しているが、米ウーバーの好敵手が中国の滴滴だ。その滴滴に50億ドルを出資するのがソフトバンク(SB)。陰で糸を引いているのは実は孫正義社長なのか。

 車両台数24万台超の日本の市場は垂ぜんの的。「孫氏が算段しているのは日本のタクシーシステムの乗っ取りでは」(別のタクシー会社の社員)と青ざめる。日本のタクシー業界を攻略すれば、SBはタブレットを搭載させ、パケット契約で利益を上げ、データ解析でも儲けることができる。

 だが、それも本当の目的ではない。今夏、SBグループはグレイロック・パートナーズとともに米パロアルトの「ナウト」に約1・6億ドルを出資した。米シリコンバレーの「ズークス」に30億ドルを出資したとの報道もある。いずれも自動運転のスタートアップ企業だ。SB広報は「いろんな可能性をみている」とするが、孫氏の投資は「アプリを使った自動運転タクシー」の普及を視野に入れている可能性も。仮に滴滴との連携話が前進すれば、雇用維持どころではなく、既存のタクシー業界が消えてしまう恐れもある。

(ジャーナリスト・姫田小夏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    山陽電鉄内で全裸盗撮事件 女性車掌が同僚男のクズ依頼を「断れなかった」切ない理由

    山陽電鉄内で全裸盗撮事件 女性車掌が同僚男のクズ依頼を「断れなかった」切ない理由

  2. 2
    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」

    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」

  3. 3
    ナイナイ岡村隆史「5カ月休養」の真実…一時は重病説まで飛び交った

    ナイナイ岡村隆史「5カ月休養」の真実…一時は重病説まで飛び交った

  4. 4
    フロリダ州史上最大! 捕獲された体重97キロのニシキヘビが最後に食べていたのは…

    フロリダ州史上最大! 捕獲された体重97キロのニシキヘビが最後に食べていたのは…

  5. 5
    小象もキレイな姉さんがお好き? 有名モデルのスカートを引きずり下ろす珍事件

    小象もキレイな姉さんがお好き? 有名モデルのスカートを引きずり下ろす珍事件

  1. 6
    キムタクと交際の噂があった“かおりん”直撃 9年近い交際

    キムタクと交際の噂があった“かおりん”直撃 9年近い交際

  2. 7
    メジャー観戦で「日本選手の軟弱さ」を実感 全米OP国内予選でさえ大多数が途中棄権の体たらく

    メジャー観戦で「日本選手の軟弱さ」を実感 全米OP国内予選でさえ大多数が途中棄権の体たらく

  3. 8
    今川に続き万波も二軍落ち…日本ハムから“新庄チルドレン”が1人もいなくなる日

    今川に続き万波も二軍落ち…日本ハムから“新庄チルドレン”が1人もいなくなる日

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    “被弾”の深田恭子にさらなる受難…交際相手の不動産会社社長がガーシー砲の標的に

    “被弾”の深田恭子にさらなる受難…交際相手の不動産会社社長がガーシー砲の標的に