中田英寿の動画で話題 10年前の流行「2.0」復活の理由
「お金2.0」「Life2.0TRAVEL」――前者はアマゾンのビジネス実用本売り上げランキング1位となったタイトルで、後者はマニュライフ生命が元サッカー日本代表選手の中田英寿氏をナビゲーターに起用するネット動画のタイトルだ。
電車の中吊りやテレビCMなどで見かけた人も多いだろう。そこに共通するキーワード「2・0」とは、どういう意味か。どこかで見覚えがあるような……。
「10年ほど前に流行した『ウェブ2.0』をもじっているのでしょう」と言うのは、ITジャーナリストの井上トシユキ氏だ。
「ウェブ2.0」は、これまでとは全く異なる革命的に進化した物や仕組みを表す概念で、アイルランド人のティム・オライリーが2005年に提唱。既存の概念を「1.0」として、それをバージョンアップさせたのが「2.0」。