目黒5歳女児も 学歴コンプレックスの親がハマる“教育虐待”

公開日: 更新日:

 東京・目黒区で5歳の女児が虐待を受けて死亡したとされる事件では、自宅から「いきがきれるまでうんどうする」「べんきょうする」など約20項目のルールが書かれたメモが見つかっている。その内容から身体的虐待だけでなく、「教育虐待」も行われていたことが見て取れるだろう。

「子どもの受容能力を超えてまで勉強を強要し、そのために身体的、あるいは、言葉や態度による暴力を振るうことが、教育虐待です。『ノー』と言えない親子の力関係の中で、『約束』をさせ、それを破ると『約束を破ったこと』を理由に身体的・心理的な暴力を振るうことも教育虐待に当たる。今回はまさにそのケースです」

 こう話すのは、教育・育児ジャーナリストのおおたとしまさ氏だ。知らず知らずのうちに、心理的に子どもを追い詰めている親は少なくないという。

「教育虐待に陥りやすいのは、正にも負にも学歴コンプレックスを持っている親です。自らの経験に基づいて、『学歴がないと苦労するから』と自分のコンプレックスを晴らす役割を子どもに期待するケースがひとつ。高学歴の親は、そういう生き方しか知らず、子どもが学歴の道から外れようとすると、虐待に進むケースもあります。自分以上の高学歴を得させようと、教育虐待に至るのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHKも優遇なし 青山アナに「育休中の給与返せ」批判の誤解

  2. 2

    福岡知事選で“麻生アレルギー” 学会や九州財界から爪弾き

  3. 3

    丸獲得でも変わらず 巨人がOP戦で露呈“広島恐怖症”の重篤

  4. 4

    死骸で発見のジュゴンは…辺野古埋め立てで行方不明だった

  5. 5

    北方領土「第2次世界大戦の結果論」というのは暴論である

  6. 6

    東京福祉大“消えた留学生”問題を招いた安倍政権の数値目標

  7. 7

    籠池氏が久々の爆弾発言「昭恵付職員が財務省室長と面会」

  8. 8

    東京五輪で終電延長 鉄道各社が強いられる“ブラック労働”

  9. 9

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

  10. 10

    ルノーと三菱グループ急接近か 日産含む“3社統合”への思惑

もっと見る