奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

国産豚肉の80%から耐性菌検出 養豚は抗生物質を大量投与

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 このうち豚用に使われた抗菌剤は約500トンで、畜産の半分を占める。ちなみに2番目が水産用、つまり養殖魚で約100トンだ。いまや日本人が消費する魚の半分は養殖魚だといわれているが、その大半が抗菌剤を使って育てたものだ。

 養鶏(肉用鶏)は3番目である。抗菌剤の半分が豚に使われているのに、耐性菌があらわれないはずはない。

 たとえば最もよく使われる抗菌剤はテトラサイクリン系だが、牛ではこの耐性菌は20%前後なのに豚では約60%にものぼる。

 テトラサイクリン系抗菌薬は肺炎やライム病、マイコプラズマ肺炎、クラミジア性感染症に使われる。元気な時はともかく、免疫が低下したときに、こうした耐性菌があれば命取りにもなりかねないだろう。(つづく)

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