獺祭はNY、黒龍は香港で大人気 世界に進出するSAKEの実力

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 日本酒が世界で親しまれている。財務省関税局の2017年の貿易統計によると、清酒の輸出数量は2万3482キロリットル、輸出金額は186億7918万円に上る。それぞれ前年比約20%増だ。いずれも8年連続で過去最高を更新している。酒類ジャーナリストで日本酒輸出協会会長の松崎晴雄氏に聞いた。

「海外での日本食ブームが日本酒人気を後押ししています。日本酒は、食事とセットで飲む食中酒です。海外では、日本食はヘルシーな高級料理のイメージなため、飲まれる日本酒も高級志向が強まっています」

 国別の輸出数量ランキング1位がアメリカで、韓国、中国が続く。輸出金額もトップはアメリカながら、2位には輸出数量5位の香港がランクイン。上位10カ国の中では、1リットル当たりの価格が1549円と最も高い。さすがウマいものが豊富な香港、日本酒へのこだわりもうかがえるだろう。

 美食の国として知られるフランスやイタリアがランク外なのは意外だが……。

「日本からの距離が遠いのと、ヨーロッパは保守的な国が比較的多く、新しいものが受け入れられづらいのでしょう」

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