田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

53年前にアマ二段の私は奨励会へ でも“裏口入会”だった

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 東京オリンピックが開催された54年前の1964(昭和39)年。将棋に夢中だった私(当時14)は、棋士になりたいという思いが日増しに高まっていた。そして、将棋雑誌の道場案内を見て、東京・東十条に住んでいた佐瀬勇次七段(同45)の自宅道場を訪れた。弟子に入れてほしいと願っていた。

 当時の佐瀬門下には、米長邦雄四段(同21)や西村一義四段(同23)など、若くて有望な弟子が多くいた。そんな一門構成に引かれたのだ。

 私は64年11月、佐瀬と初めて対面し、4枚落ち(上手が飛車、角、左右の香を落とす)の指導対局を受けた。その手合なら勝てると思ったが、下手の攻めが空回りして2連敗した。

 ところが、以前から弟子の育成に熱心だった佐瀬は、私の入門を許可してくれた。

 当時の私の棋力はアマ二段。奨励会(棋士養成機関)の入会試験を受けるのは、まだ無理と思っていた。しかし、師匠の佐瀬から奨励会受験をすぐに勧められた。自信はまったくなかったが、師匠の言葉に従った。

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