田中淳夫
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田中淳夫森林ジャーナリスト

1959年生まれ。静岡大探検部を卒業後、出版社、夕刊紙を経て森林ジャーナリストに。「森は怪しいワンダーランド」(新泉社)、「鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵」(築地書館)など著書多数。

静かに巨樹と向き合えば自分自身の小さな悩みなど吹っ飛ぶ

公開日: 更新日:

 東京都奥多摩町が「巨樹日本一の町」であることをご存じだろうか。

 環境省が定めた巨樹の定義は、地表1・3メートルの高さの幹回りが3メートル以上としている。全国に約6万8000本が発見されているが、そのうち1000本以上が奥多摩町にあるのだ。

 探す人が多いからたくさん発見された側面もあるが、結構な数だ。そんな巨樹たちに出合う森歩きをしてみよう。

 私も、奥多摩で「倉沢のヒノキ」を訪れたことがある。日原街道から少し急峻な尾根を登ると、15分ぐらいで着く。狭い尾根に幹が壁のように立っていた。樹高34メートル、幹回り6・3メートルだ。幹の上部は9本に分岐しており、周囲を威圧する。推定樹齢は約600年。戦前は「日本一のヒノキ」と認定されていた。今も都指定の天然記念物である。幹の表面は苔むしていて、これまで生きてきた歳月を感じさせる。

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