朱野帰子さん<4>転勤辞令を機に退職し専業作家になるも…

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 2社目の製粉会社に勤め始めたのは、2009年のことでした。実は私の作家デビューもこの年。

 転職先の内定をもらったのと同時に、第4回ダ・ヴィンチ文学賞の選考通過の連絡も来ていたのです。結果、大賞を頂くことになったのですが、会社では副業禁止。作家が副業になるかどうかわかりませんでしたが、会社には隠しておくことにしました。

 そんなわけで、授賞式にも会社が終わってからすぐに電車とタクシーを乗り継いで駆けつけることに。

 会場ではみなさん、華やかな服装で髪もきちんと整えて来られていたのですが、私だけ仕事帰りそのままの格好。着いてすぐに、「スピーチをしてください」と言われて、何も考えていなかったので焦りましたね。

 私は当時、本業は会社員で作家は仮の姿だと思っていたので、デビュー作の重版が決まって「おめでとう」と言われてもピンときませんでした。それよりも、製粉会社が入社して少しすると他の企業と資本業務提携を結んでしまったので、そのことで頭がいっぱいでした。

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