五木寛之氏【特別寄稿】カーテンコールのない幕切れ
平成が終る。昭和にくらべると、あっという間の平成だったような気がしないでもない。
昭和が終ったときの記憶は、ほとんどない。しいて言えば、やれやれ、といった感じだっただろうか。なにしろ戦前、戦中、戦後と、昭和は波瀾万丈の時代だった。重い時代だったと言ってもいい。それが終っ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り759文字/全文899文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】