今から間に合う 受験失敗組に「転入・編入」というウラ技
「最近、高校を欠席してばかり。第1志望に落ちたからって、こんなに長引くなんて……」と、都内在住の西原聡子さん(仮名・50歳)は、息子の落胆ぶりを心配しています。
「学校に合わせて引っ越し代が90万円。初年度の授業料など1年分120万円を払ったばかりだし……」
そんな場合には、転入、編入というウラ技があります。
転入すれば、これまで払った入学金20万円や授業料は損しますが、予備校に行くより安く上がります。購入したばかりの制服や体操服などは裁縫屋さんで布をアレンジして布バッグにしたり、革のカバンもアレンジできます。テキストは同じという学校もあります。
転入は単位を引き継げますが、編入は、いったん退学してから受験するという意味で不利になることもあります。退学することなく、早く新しい転入試験という希望に向かわせることです。
1学期末の転・編入試験は6月中旬です。第1志望に受験した学校も募集するかもしれません。
都内でも毎年、中学、高校、それぞれ100校あまりも、転・編入試験を実施していて、東京私立中学高等学校協会のHPに掲載されます。