田中淳夫
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田中淳夫森林ジャーナリスト

1959年生まれ。静岡大探検部を卒業後、出版社、夕刊紙を経て森林ジャーナリストに。「森は怪しいワンダーランド」(新泉社)、「鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵」(築地書館)など著書多数。

森林浴と森林療法そして森林セラピー その目的や違いは?

公開日: 更新日:

 長野県木曽郡上松町の赤沢自然休養林には「森林浴発祥の地」という石碑が立つ。一方で「森林セラピー基地」という看板もあった。この2つはどう違うのだろう。

 今回は、ちょっとしたウンチクを披露しよう。

 森林浴という言葉をつくったのは当時の林野庁長官・秋山智英氏。森を歩くと木々が発する香気フィトンチッドを浴びられる。だったら海水浴や日光浴のように森林浴と呼べないかと思いついたそうだ。それが1982年のことである。

 そこで林野庁は、同年に赤沢自然休養林で「全国森林浴大会」を開いた。その後、森林浴という概念が全国に広がり、一般にも使われ始めた。だからこの地が森林浴発祥の地になったのだ。

 新たな動きが表れたのは90年代だ。現・東京農業大学の上原巌教授は、森林が人体に与える影響を研究していた。森林散策が心身の健康に影響を与えることを科学的に立証して、医療福祉に生かそうと考えたのである。そして森林療法という言葉を生み出した。

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