モヤモヤ続きだった近藤サトさんの人生が晴れた一冊とは

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 テーマは、老い、この長寿時代をどう生き抜くかというものが中心で、その勉強もあって手にしたのが「LIFE SHIFT」。ずっとモヤモヤ続きだった人生が、初めて晴れ、すっきりと見渡せるような気がしました。

 まず、人類は過去200年間、平均寿命が10年に2年以上のペースで延びていて、例えば1967年生まれなら半数は92から96歳まで生きることが予想されているというのです。そうなると教育、仕事、引退という3つのステージで考える先達たちのロールモデルはもう適応できない。マルチステージという発想に転換し、変化を恐れずに挑戦していくべきで、そうすることで長寿の恩恵を最大限、享受できると書かれていました。

 たしかに両親の世代に55歳だったサラリーマンの定年退職は60歳になり、さらに65歳へ引き上げられようとしています。退職しても仕事するのが普通で、引退し悠々自適な老後をというスタイルは少なくなっていくのでしょう。生活資金の確保という観点で見ると大変ですけど、会社を辞めても、さらにもう一つ、二つ、まったく違う生き方をする時間があると思えば、人生の景色は全く違って見えてきます。その時間を有効に使えば、過去のトラウマからの解放や、本来やりたかった道へ再挑戦したり、またちょっと立ち止まることで、自分で自分の可能性を狭めてしまっていたり、固定観念に縛られていたことに気づくかもしれない。現役世代も、ほとんどを「レクリエーション(娯楽)」に使っていた余暇や休日を「リ・クリエーション(再創造)」にするだけで人生、変わっていくのです。

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