安部龍太郎さん<4>異動先の上司が理解を示してくれて…

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 1980年、安部さんは大田区役所勤務4年目に、“念願かなって”下丸子にあった図書館に異動になる。

「異動して一番恵まれたのは、そこに“作家になりたいボクの夢”に理解を示してくれた上司がいたこと。館長の山本さんです。当時、区役所の職員組合が年1回出している文芸誌に、ボクは『血の渡し』という小説を載せました。現代小説ばかり書いていたボクが、初めて書いた歴史小説。

 実は山本さんは早稲田の仏文を出て作家を目指していた人。当然、それを読んでいた。そこで、“ボクが書きました”と告げると、“本当に君が書いたのか。素晴らしい”と褒めてくれた。オマケに“図書館報の編集をやりなさい”と抜擢してくれた。本の紹介を書くにあたって公然と本を読めるわけで、うれしかったですね~」

 山本さんとの交誼は、彼が退職後も続く。職場では安部さんの最大の理解者だった。そして間もなく、司書資格取得のための勉強が始まった。

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