猪羽恵一
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猪羽恵一本郷美術骨董館 副代表

本郷美術骨董館・副代表。国内外の美術品・骨董品を取り扱う業界の最大手。全国各地で鑑定会を行っている。専門分野は絵画。

マンガが美術品になるには仕組みづくりと「鑑識眼」が必要

公開日: 更新日:

 前回、マンガが美術品になる可能性について書いたが、今回はそれを阻むものについて書きたい。まずは真贋を保証する仕組みがないことだ。

 高額な美術品には、公式な鑑定機関があることが多い。近代の日本画や洋画の巨匠クラスは、東京美術倶楽部がそれを担っている。最近では草間彌生が高騰したため、草間彌生自身の会社がそれを担っている。安心して真作を購入することができるわけだ。

 また古い美術品は、旧◯◯家所蔵といったように、確かな来歴を経ているかなど真作を担保する方法もある。

 しかし、マンガに関わるものはなかなか難しい。例えば、手塚治虫や宮崎駿の贋物はいくらでもある。またマンガの模写がうまい人は、相当うまい。贋物が作られやすい。これらを物だけで判別するには、かなり高度な鑑識眼が必要になる。

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