記入忘れはNG 還付金を1円でも多くする「年末調整」攻略法
東京国税局から約1億2000万円の申告漏れを指摘された徳井義実(44)。目先の金に飛びついて大きな利益を失った大バカ者の典型だが、サラリーマンには「年末調整」という合法的な還付金の仕組みがある。
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サラリーマンを何十年もやっても、いまだ「年末調整」の書き方をよく分かっていない人は多い。しかし、還付金制度は、その人の努力と工夫次第で戻ってくる金額に大きな差が出る。押さえておくべきポイントも、それほど多くはないから安心だ。
一般的なサラリーマン家庭で年末調整の控除対象となってくるのは「生命保険」「地震保険」「配偶者」「扶養(子)」「iDeCo」だろう。
給与引き落としが一般的な生命保険に関しては、あらかじめ勤務先の会社が申告書に“記入済み”のケースもあるが、忘れがちなのが「介護医療保険」だ。最近人気の自分が要介護や認知症になったら保障される保険で、2012年から控除対象になった。年間8万円以上の保険料支払いで4万円まで控除対象になる。うっかり記入を忘れてしまったら大損になるので、絶対に気をつけてもらいたい。