プロが教える「つみたてNISA」と「イデコ」の節税メリット
サラリーマンが自助“節税”できる手段はまだある。“貯めてトクする”意味では「NISA(つみたてNISA)」と「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」だろう。いずれも利用者は急増中。どれだけトクなのか。ファイナンシャルプランナーで消費生活アドバイザーの丸山晴美氏に聞いた。
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◆NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、年間120万円を上限(非課税枠)に5年間まで売買益と配当金が非課税になる制度。そのメリットは大きく、本格導入した2014年1月1日時点の約475万口座から、この6年で単純に約3倍に口座数が増えた。
だが、先月、政府はNISAの恒久化の見送りを決めたため、23年末で利用できなくなる。これから始めるなら、18年にスタートした新制度、「つみたてNISA」に注目したい。