ラグビーW杯日本大会で気になる 日本人の主審がいない理由
6日に発表された「2019ユーキャン新語・流行語大賞」に、ラグビーW杯から「ジャッカル」や「ONE TEAM(ワンチーム)」など5つがノミネートされた。まだまだ興奮冷めやらぬ人も少なくないようだが、あるW杯関係者が、こんな話をしていた。
「どんなスポーツでもそうですが、レフェリーのレベルが高くないと、プレーのレベル、選手のレベルは上がらない。そのプレーが国際的に通用するのかなど、厳しい目で判定できる人間がいるからこそ、試合の質が上がる。その結果、選手のレベルも上がる。日本のラグビーも、W杯でも笛を吹ける日本人レフェリーが増えていけば、ベスト8以上も望めるようになると信じたいですね」
確かに、今回のW杯では、ラグビーの日本協会A級レフェリー・久保修平さんはアシスタントレフェリー(副審)を務めたが、12人の主審の中に日本人はいなかった。その理由について、日本ラグビーフットボール協会・審判部門長の原田隆司氏に話を聞いた。