ちゃんこ「玉海力」社長・河邉幸夫さんの巻<3>
魚屋がぶ(東京・六本木)
六本木から赤坂にかけては、数多くの飲食店がありますが、価格面を含めて玉石混交といった側面もあるでしょう。その点、こちらは新鮮な食材を丁寧に調理していながら、良心価格なので安心です。
角界出身だからというわけではありませんが、和食好きなので、飲むときは刺し身が外せません。九州玄界灘で水揚げされた魚介類を空輸していて、その日の午後3時には店に届くので、毎日、新鮮な魚介類が店頭に並ぶのです。
お邪魔したときは、九州のネタは、唐津からアラカブとスジアラ、長崎のヒゲソリダイがあったほか、豊後のマダイ、青森のヒラメ、三陸のカレイ、瀬戸内のマダコ、伊豆のシマアジが脇を固めていました。
アラカブはカサゴのことで、スジアラはハタの仲間。どちらも九州や沖縄ではよく知られた高級魚。おいしい魚です。産地との太いパイプがあればこそのラインアップ。東京の方にはなじみがないかもしれませんが、好きな方にはたまらないでしょう。