山本一力
著者のコラム一覧
山本一力作家

1948年、高知県生まれ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、広告制作会社勤務等を経て97年「蒼龍」でオール読物新人賞を受賞。2002年「あかね空」で直木賞を受賞。「損料屋喜八郎始末控え」や「ジョン・マン」などシリーズ作品の他「欅しぐれ」「紅けむり」「千両かんばん」など著書多数。

【お題】マンション住まいでサンマを焼くのは罪なのか?

公開日: 更新日:

 先日、馴染みの店で一杯飲んでいると、隣の先客が大将と、こんなことを話していた。

「うちのカミさん、魚を焼いてくれなくて。煙が出るのが嫌みたい。マンション住まいだと、隣近所への煙を気にして魚を焼かない家庭が少なくないんですよ。大将のサンマの焼き方は抜群で、おいしい」

 自主規制なのかマンションのルールなのか知らないが、せっかくの海の幸が食べられないのはもったいない。サンマを焼くのは罪なのだろうか。

 ◇  ◇  ◇

 サンマが日本の漁場に戻りつつあるという。

 時の流れのなかで、この魚の調理法はさまざま工夫されてきたが。昭和23年生まれには、七輪のじか火で焼き、豪快な煙を立ち上らせる魚がサンマなのだ。

 調理法はシンプル。江戸の長屋のころと、いささかも変わらない。丸ごとの銀色サンマに、たっぷり粗塩をあたる。炭火の頃合いや佳しとなるなり、七輪にてっきゅう(金網)を載せて、存分に熱する。網の焼きが甘いとサンマの美味い皮が、貼り付いてしまうからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  2. 2

    危機感が足りない?新型コロナ蔓延でも芸能人は遊びまわる

  3. 3

    小倉優子「離婚危機」の行く末…夫反撃で世間の風向き一転

  4. 4

    杏が東出昌大と離婚決意…情報は関係者リークの“お墨付き”

  5. 5

    歌舞伎町ラブホテル街で賃貸経営が成功したもっともな理由

  6. 6

    安倍政権またもケチケチ「1世帯30万円給付」は8割が対象外

  7. 7

    外国メディアの引用でしか政府批判ができない日本の報道

  8. 8

    二宮夫人を悩ます 嵐の“活動休止延長”と羽田新飛行ルート

  9. 9

    コロナ患者激白「喉に金串が刺さったような耐え難い痛み」

  10. 10

    東出昌大“緊急生謝罪”の裏に…長澤まさみの「重い一言」

もっと見る