<山口編>下関・南風泊市場は「ふく」の取扱量が世界一

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 山口といえば下関のふぐ。もっとも当地では「福」に通じることから、ふぐのことを「ふく」と呼んでいる。ふぐの取扱量が全国の8割を占め、世界一ともいわれるのが下関市の南風泊市場だ。日本で唯一のふぐ専門の卸売市場である。山口県のふぐの漁獲量は全国5位あたりだが、大正から昭和にかけ大陸への玄関口として繁栄した歴史、活魚水槽、除毒作業などの設備の充実、加工業者の集積などを背景に全国各地からふぐが集まっている。今年9月30日の初競りでは、天然とらふぐに1キロ当たり2万5000円の最高値が付いた。日本で「ふぐ食」が解禁されたのは明治21(1888)年のこと。当時の伊藤博文首相の鶴の一声だったという。

●歴代首相輩出数が最多

 初代・伊藤博文から山県有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、そして安倍晋三と8人を数える。明治維新を推進した長州の実力か。

●日本で最も長いアーチ型木橋・錦帯橋

 岩国市にある錦帯橋は長さ193・3メートル(直線距離)で、アーチ型木橋としては日本一長い。

 延宝元(1673)年、第3代岩国藩主吉川広嘉により創建されたもので、現在の橋は4代目。錦川の清流に架かる5連のアーチを描いた木橋で、桁、楔、梁、棟木などを組み合わせた「錦帯橋式アーチ構造」は、世界に例を見ない。山口県と岩国市は世界遺産登録を目指して活動中だ。この地の郷土料理「岩国寿司」は、押し寿司風に固められたチラシ寿司で、一度に4升から5升のコメを使って、名産のレンコンや瀬戸内の新鮮な魚を入れるのが特色。殿様寿司ともいわれ、そのスケールは日本一といってもいいのでは。

 意外な日本一は「ふりかけ」。山口市民はふりかけがお好き? 家計調査(2016~18年平均)によると、山口市のふりかけの年間購入金額が2306円でトップ。全国平均は1624円だから、1・42倍だ。

 そんな山口県のイチオシのふるさと納税返礼品は、山口県のほぼ中央に位置する山口市から、福嶋牧場阿知須和牛ゴールド定期便。平成30年度全国肉用牛枝肉共励会において14年ぶり2度目の「名誉賞(最高賞)」を受賞した福嶋牧場の黒毛和牛。肉のおいしさの指標「脂質オレイン酸数値」で日本一にも輝いている。寄付額は50万円と高めだが年6回偶数月にステーキ、焼き肉、薄切りなどが届く。

 もうひとつは、とらふぐ料理&山口地ビールセット。「とらふぐ」のうま味が広がる味わいをぜいたくに楽しめるふぐ刺し・ふぐちり・ひれ酒用ひれなどとWBAワールド・ビア・アワード2018日本金賞を受賞した山口地ビールで至福の時を味わえる。こちらも寄付額は10万2000円と高めだが十分に満足のいく内容だ。

(ジャーナリスト・山田稔)

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