みんなどのくらい貯めてるの? 各年代の貯蓄平均額を知る
隣の芝生が青く見えてしまうのは世の常だ。その点でいえば、貯蓄が上手な人は、いったい、毎月いくらくらい貯め、どのくらい蓄えて、どんな金融商品に預けているのかは気になるところ。
富裕層や資産家の貯蓄額など、上を見ればきりがない。月々の貯蓄額も収入や家族構成によって変わってくるので決め打ちすることはできない。そこで、参考にすべきは、貯蓄に関する平均的なデータである。金融広報中央委員会が昨年11月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査」(2019)を見てみよう。
2人以上世帯で、金融資産保有世帯の金融資産保有額の平均は、20代220万円、30代640万円、40代880万円、50代1574万円、60代2203万円となっている。同じく、年間手取り収入(臨時収入を含む)に占める貯蓄割合はどのくらいかというと、10~15%未満がボリュームゾーンで、次いで5~10%未満となっている。貯蓄のある2人以上世帯の貯蓄額平均と貯蓄割合は、だいたいこのようなものだろう。
こうした各年代の貯蓄上手な人たちの平均像は、毎月、手取り収入の10%前後をコツコツと貯蓄している人たちであることが分かる。つまり、継続して貯蓄をすることが実践できれば、誰でも貯蓄上手になれるのだ。