コロナパニックで広がる若者差別…まるで“病原菌”扱い
全国小中高校の一斉休校が波紋を広げている。特に不満の声を漏らしているのは、世間から“バイ菌”扱いされている若者だ。
政府の感染症専門家会議は2日、10~30代の若者が感染を拡大させる可能性があると指摘。〈皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます〉と訴えたため、全国の公共施設や娯楽施設で“若者排除”の動きが広がっているのだ。
埼玉県の加須市立図書館が2日から31日まで高校生以下の子供の来館自粛を呼びかけているほか、福井県立図書館も同様の自粛を要請。一部のカラオケ店では、小中高生のみの利用を制限している。
ツイッター上では、外出する中高生への心ない言葉と、世間の白い目に対する若者の反発が続出。
休校でヒマを持て余し街なかやショッピングモールに繰り出した中高生が〈菌をまき散らしている〉〈休校の意味がない〉などと非難される一方、若者の間からは〈コロナ感染を若者のせいにしないでください〉〈病原菌みたいな言い方にホントに腹が立つ〉――との声が噴出している。