花もおいしい!暑さや乾燥、病害虫にも強いオクラのススメ
トマトやキュウリなど、多くの夏野菜苗は4月上旬(早いところだと3月!)から販売されているので、見つけると何だか植えたくなっちゃうんですよね! でも、4月って朝晩はまだまだ冷える日も多いもの。だから私は毎年我慢してゴールデンウイークまで待って植え付けします。
中には5月に入ってもまだ手を出さないで、6月に植え付ける夏野菜だってあるんです。それが今回紹介するオクラです。オクラはアフリカが原産地だといわれています。
暑い地域の植物なので寒さに弱く、10度以下なら成長しませんし、霜に当たると枯れてしまいます。私の経験では、最高気温が25度以上を維持しないと成長も良くありません。6月に入って最高気温が30度以上になると一気に成長するので、焦らなくても前月に植え付けた人に追いついてしまいます。
一般的な苗は1ポットに3~4苗入っています。1苗ごと植えたくなりますが、苗や根をバラさず1カ所に植え付けることがポイントです。これを守らないと根付かず枯れてしまいます。本葉が3~4枚になったら、ここでようやく1苗にします。メインを伸ばし1本仕立てにするわけですね。オクラは木のようになるので、通常支柱は不要ですが、風が強い場合は支柱を1本立てて結束しましょう。
オクラの品種でポピュラーなものは断面が五角形の星形ですが、沖縄の島オクラに代表される丸オクラや、茎も実も赤いベニオクラもあります。家庭菜園の場合、小さなオクラを早採りすれば、生でもやわらかい食感が楽しめます。