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津野田興一都立立川高校教諭

1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。現在、東京都立立川高校で世界史を教える。著書に「世界史読書案内」(岩波ジュニア新書)、「やりなおし高校世界史―考えるための入試問題8問」(ちくま新書)、「第2版 ポイントマスター世界史Bの焦点」(山川出版社)、「『なぜ!?』からはじめる世界史」(山川出版社)、「大人の学参 まるわかり世界史」(文春新書)など。

ドルショックとオイルショックの背景にある「2つの戦争」

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(C)日刊ゲンダイ

 第1次世界大戦後から現在までを現代史と捉えるならば、その大きな分水嶺は、1989年の冷戦終結ではなく、1970年代にあった、と考えるのが近年の歴史学研究の観点です。その際、ドル=ショックとオイル=ショックという「2つのショック」に注目することが重要だと考えられます。そして、「2… 

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