34歳女性エンジニアがデザイナーからVTuberまでこなすワケ
本日、紹介するのはデジタルツールをうまく使いこなして副業をしている、平沢こずえさん(34歳)。平沢さんの本業は大手の情報通信業で、フロントエンド(直接ユーザーの目に触れる部分)のインターフェースを設計するエンジニアをしている。
「本業の会社にはウェブデザイナー職で入社しました。ウェブはコーディング(プログラムを書くこと)などのスキルも重要視されるので、プログラミングなども覚えていき、いまではエンジニアとしての役割が強くなりました。しかし、大企業は役割分担が強いので、コーディングだけの時間が次第に長くなり、デザインの仕事をもう一度やりたいと思うようになっていったんです。一時期は転職まで考えて、いろいろな人に相談もしたのですが、副業でやりたいことをしたら違う道が開けるかもしれないと思いました」(平沢さん)
平沢さんの副業デビューは2017年の年末。いままでに6社ほどのデザインの仕事を手がけた。
「いまの副業はアパレル系のEC(ネット通販)サイトです。サービス設計の企画会議にも参加したり、写真素材を加工してサイトの素材を作ったり、サイト全体のデザインを担当しています。その会社の役に立っているという感覚もあり、仕事的にはかなり満足しています。ウェブデザインやコーディングの時給は2000~2500円くらいで、月に10万円ほどになる感じですね。原則、平日の夜に副業をして、土日は平日で仕事が終わらなかった時のために空けておくというやり方でこなしています」