【野口鮮魚店本店】席数を減らし風を通す 旬の活魚が市場価格
北は北海道から南は五島列島まで、漁港と直接パイプを築き、寿司屋、料亭、ホテルなどに卸している豊洲市場のまぐろ仲卸が直営する下町の魚屋さん。旬の活魚が市場価格で食べられるとあって、開店前にはいつも行列だ。
店内は、さながら小さな魚河岸のようで、ショーケースには豊洲や地方から仕入れた旬の活魚の量り売り、海鮮ちらし、煮付け、焼き魚といったお総菜まで並べられている。ちらしは刺し身盛りで陳列され、レジで無料でご飯をもらえる仕組みだ。価格も並950円(刺し身10種)、上1550円(刺し身15種類以上)とリーズナブル。ボリュームもあるから、まずは刺し身で一杯やってから、残りを手持ちの海苔で手巻きにして食べるのもいい。
コロナ禍の現在はカウンター6席、テーブル6卓と座席数を減らし、入場制限も実施。通りに面した角の立地で窓を開ければ風通しが良い。
人気ナンバーワンのメニューは「朝一築地丼(1790円、税別)」。名物のまぐろ赤身やとろ、いくら、サーモン、ハマチ、甘エビ、カニなど高級活魚が13種類以上、どんぶりからはみ出してドカンと盛られている。脂の乗ったまぐろをあぶった串もまたうまい。
▽野口鮮魚店本店
東京都墨田区東駒形4―6―9リバーハイツワコー 1階
℡03・5608・0636
◆紙面持参でシャリ大盛りを無料でサービス(1人1回限り・10月末日まで)。