iDeCoは所得控除ナシ 60代の「年末調整」は50代とは異なる
もう11月も終わり。年末調整の書類の提出締め切りだと慌てていませんか。今年から書類の様式が変わり、どう書けばよいかわからないという人も多いようです。
年末調整はサラリーマンが自分の税額を確定させるために必要な手続きです。控除証明書など準備しなくてはいけないので、少々面倒に感じますが、還付額が生じて12月または1月の給与に上乗せされて(企業によっては単独で)戻ってきますから、ちょっとした収入増となり、うれしいものです。
さて、60歳を過ぎてからの年末調整は、50代と異なるのでしょうか。一番の違いは、iDeCoの掛け金の所得控除がないということです。60歳を越えると、拠出ができなくなりますから。他は、生命保険料の控除、扶養控除など今までと変わりません。
年代的に、大学生など20歳を越える子供を扶養している人もいるでしょう。子供の国民年金保険料を「学生納付特例制度」を利用せずに支払ったのなら、社会保険料控除が受けられます。証明書を取り寄せましょう。