辻真先
著者のコラム一覧
辻真先脚本家・推理作家

1932年、愛知県生まれ。名古屋大卒。NHKでテレビ黎明期からドラマ演出に携わり、退局後は「鉄腕アトム」「オバケのQ太郎」「巨人の星」など約2000本ものアニメ作品のシナリオ、小説、エッセー、旅行評論などで活躍。2020年発表の「たかが殺人じゃないか」(東京創元社)では史上最高齢でミステリー3冠の快挙を達成した。

漫画家の夢は破れたけどアニメのシナリオで活路が見えた

公開日: 更新日:

 米寿で一躍、人気作家になった辻さん。まさしく、人生100年時代におけるシニアの星だが、旺盛な仕事の原点、バイタリティーはやはり、若い頃にある。

  ◇  ◇  ◇

 ーーテレビ局に入られた頃は黎明期でしたよね。

 NHKが初めて大学卒をテレビ要員として入局させたのは、東京で放送開始した1年後、昭和29(1954)年のことです。この年、NHK名古屋に入局したぼくは、ラジオではなく唯一のテレビ志望ということもあって、渋谷の本部行きを命じられた。

 テレビは契約者数800人台からのスタートで、映画や舞台、ラジオから「左遷」されたスタッフが制作していたのです。テレビが「電気紙芝居」などと揶揄されていた黎明期、テレビに夢を描く人はまれで、ぼくももともとは漫画家志望。でも絵心ゼロだったためにそれはかなわず、学生時代にたくさん見た映画の世界への憧れから扉を叩いたに過ぎない。撮影所が地元名古屋にはなく、東京や京都にしかなかったため「都落ち」したような感覚ですね。

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