森健
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森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<1>ハザードマップは必ずチェック! 過去の災害では半数しか見たことがないデータも

公開日: 更新日:

 静岡県熱海市を襲った土石流災害では、7月2日午後0時30分に「土砂災害警戒情報」が発令され、翌3日午前10時30分に土石流が発生した。市の地域防災計画は、自然的条件として「急峻な地形のため平坦地が少なく、市街地は海岸から山腹にかけて階段状に」なっているとある。このような地形は日本中どこにでもある。対岸の火事ではなく、土砂災害を含む各種災害への備えが必要だろう。その基本は、なんといっても家庭だ。

 家庭の対策を考える上で参考になるのが、過去の災害だろう。どのような被害が起きたかを知っておけば、必要な対策がイメージしやすい。

 ライフラインへの影響を把握しておこう。まず電力について。東日本大震災では、3日後に約80%が復旧したが、全体の復旧には約3カ月を要している。西日本豪雨(2018年7月)では、約11万戸が停電。全面復旧は約1週間後だった。

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