著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが通った「お茶の水女子大学附属幼稚園」 最古の幼稚園の教育方針と選抜方法

公開日: 更新日:

 悠仁親王がお茶大幼稚園に入園したのは2010年。紀子妃はその前年から、日本学術振興会の名誉特別研究員として、お茶の水女子大で人文科学の研究活動を始めていた。同キャンパスの静かなたたずまいを気に入り、ここなら落ち着いて教育が受けさせられると、悠仁親王を入れることに決めたのだという。

 といっても、簡単に入園できるわけではない。人気の幼稚園だけあって、非常に狭き門なのだ。ただ、悠仁親王が入試を受けることはなかった。皇族だから優遇されたわけではない。お茶の水女子大の女性研究者については、支援の一環として、その子どもに対する特別入園制度が設けられており、それを活用したのである。

■最難関は公開抽選…その方法とは

 一方、通常の入試はどうなっているのだろうか。募集定員は、3年保育は男女各20人、2年保育は男女各10人。ここ3年、計60人の募集に対し、19年度入園の応募者数907人、20年度793人、21年度859人と推移している。なお、応募できるのは保護者と同居していて、幼稚園から半径3km以内に在住していることが条件になっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも