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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが通った「お茶の水女子大学附属幼稚園」 最古の幼稚園の教育方針と選抜方法

公開日: 更新日:

■お茶大幼稚園が大切にしている3つのこと

 ここでは、入園者の心身の発達を助けることを目的にしている。

「お茶大幼稚園には"3つの大切"があります。『自分のことを大切にする』、『まわりの人を大切にする』、『環境を大切にする』です。何か特別な教育をしているわけではありませんが、優しいお子さんが育つ条件は揃っていると自信を持って言えます」(同)

 そうした環境をもっとも評価したのは、秋篠宮文仁親王と紀子妃かもしれない。これまでの慣習を破って、長男・悠仁親王の幼稚園にお茶の水女子大附属を選んだのである。それまで、皇族は学習院というのがお決まりのコースだった。皇族男子が国立の幼稚園に通うのは初めてのことである。文仁親王は幼稚園から大学まで、紀子妃も初等科(小学校)から大学まで、学習院で学園生活を送った。にもかかわらず、悠仁親王をお茶大幼稚園に入れたのはどうしてだろうか。

「当時、学習院初等科に通われていた徳仁天皇(当時皇太子)の長女・愛子さまをめぐるトラブルが次々に浮上。秋篠宮ご夫妻は学習院に不信感を持たれていた。悠仁さまを別の学校にやりたいと考えたご夫妻は、紀子さまのご意見もあり、お茶の水を選択されたのです」(宮内庁担当記者)

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