落下傘候補・高橋舞子氏は「政治の師」自民・甘利明氏の“ゴリ押し”がアダに
【落選】自民・高橋舞子氏(大分1区)
自民前職の穴見陽一氏が19年に政界引退を表明したことを受け、表向きは「公募」で後任に選ばれたことになっていた。
「元ブルームバーグ記者の高橋氏は、記者時代に担当した甘利幹事長を“政治の師”と仰ぎ、〈甘利のお気に入り〉と報じられていた。実際には甘利氏のゴリ押しで決まったともっぱらです。大分の選挙区で唯一公明の推薦を受けられず、高橋氏の応援に消極的な市議や県議もかなりいましたね」(地元関係者)
落下傘候補である高橋氏の選挙戦は、ハナから雲行きが怪しかった。
「知名度が低いだけに、熱のこもった戦い方をするかと思いきや、ホームページで遊説ルートを公表するでもなく、その遊説も名前を連呼するぐらいで、有権者に響いていなかった」(前出の地元関係者)
URを巡る“口利きワイロ疑惑”の逆風にさらされていた甘利氏も選挙区で敗れ、その後ろ盾が逆効果になったのか、高橋氏も敗退。
親分と子分で仲良く沈んだ。