石原伸晃は参与辞任で政界引退濃厚…ささやかれ始めた弟・良純氏の参院選出馬
<辞めるのは当たり前。もう二度と顔を見たくない><友達の総理大臣とお茶して、しゃべって2万6千円もらえる?冗談じゃない>
いやはや、これほど国民から嫌悪感を持たれていたとは“盟友”と言われる岸田文雄総理大臣(64)も想像していなかったに違いない。
新型コロナウイルスの影響などで事業活動の縮小を余儀なくされた企業に支給される「雇用調整助成金」を、自身が代表を務める党支部が受け取っていたことが発覚。世論批判が相次ぎ、内閣官房参与の辞任を決めた自民党の石原伸晃元幹事長(64)のことだ。
松野博一官房長官(59)は13日の記者会見で、石原氏から参与の給与(4日分で約10万4千円)を辞退するーーとの連絡があったと明らかにしたが、永田町で注目されているのは「給与の辞退」ではない。
石原氏が参与に起用された理由のひとつは、岸田首相が「来夏の参院選で国政復帰させたい」と考えていたからとされる。しかし、石原氏が「参与辞任」となれば参院選で国政復帰どころか、出馬もままならないだろう。そこで、石原氏はこのまま「政界引退」するのではないか、とみられているのだ。
新たな参院選候補として…
「前衆議院議員、元自民党幹事長という肩書よりも、現内閣官房参与の方が有権者受けはいいに決まっている。岸田さんも石原さんも日当云々ではなく、肩書にこだわったのは来夏の参院選があるから。それなのに突然の辞任となれば、前職の肩書を増やしただけで、かえってかっこ悪くなった。こうなると、いよいよ政界引退の可能性は高いでしょう。岸田さんが伸晃さんにこだわる本音は分からないが、自民党にとっては右派層の受けがいい『石原ブランド』はまだまだ利用価値が高い。そこで、党内では、伸晃さんに代わる新たな参院選候補として、弟の良純さん(59)の名前が出始めています」(国会議員秘書)
石原良純氏といえば、俳優でありながら、気象予報士の資格も持ち、ワイドショーやバラエティ番組に出演した際も“脱線”することなく、進行をそつなくこなすタレントとして知られる。今やすっかり“ヒール”となった兄・伸晃氏よりも「石原ブランド」を引き継ぐ有力な参院選候補なのは間違いない。
とにかく選挙で勝つためなら何でもありの自民党だ。ひょっとして、ひょっとするかもしれない。