「ジョブチューン」で有名シェフが難クセ炎上 コンビニ商品の品質はもはやプロの味をしのぐ
TBS系バラエティー番組「ジョブチューン」の元日特番で起きた炎上騒ぎはご存じだろう。有名シェフが大手コンビニの商品をジャッジする定番企画で審査員のひとりが、ファミリーマートの「和風ツナマヨネーズおむすび」を「食べたいなという気にさせない」とコメントしたことに対し、ネット上で〈失礼だ〉などと大炎上。
見せ場づくりの演出も込みなのだろうが、こうしたプロのジャッジには〈重箱の隅をつついたもの〉という批判も少なくない。今やおにぎりやスイーツなどのコンビニ商品は、ツッコミようがないほど品質が向上しているからだ。かつて大手コンビニで760品以上の商品開発に携わったマーケティングアナリストの渡辺広明氏はこう言う。
「25年ほど前までは、弁当をはじめコンビニの商品に対して味は平均的で健康に良くないというイメージを持たれていましたが、それはもはや過去の話。専門店と遜色ないクオリティーの商品がコンビニ価格で提供可能なのはスケールメリットによって高品質な原材料が仕入れられている点、製造機械や物流が進化している点が大きいと思います。原材料に関しては希少なものでない限り、どの店よりいいものを使っていると言っても過言ではありません」