「値上げラッシュ」乗り切る4つの極意…モノ不足、資源高、円安の三重苦でも役立つ
2022年は、昨年以上にさまざまなモノの値段が上がる。理由は、モノ不足、原油や天然ガス、石炭などの資源高、円安の3つだ。
コロナ禍とはいえ、徐々に世界経済は動き出し、需要が回復してきている。一方、工業製品や農作物は供給が追いつかない。世界的にモノ不足状態だ。
原油高は、産油国が原油増産になぜか消極的なことと、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化がある。ロシア産天然ガスの依存度が高いEUが、エネルギー資源の確保に躍起で、これらが資源高の背景にある。
円安には、景気回復傾向のアメリカで、インフレ率の上昇がある。アフターコロナに舵を切り、超低金利政策を転換、利上げが模索されている。アメリカの金利が上がれば、ドル買いが起き、超低金利の円は売られる。現在の円安は、こうした思惑で起きている。
3つの要因が重なった。その結果、電気・ガス料金が、ガソリン価格が、食料品価格が連動して跳ね上がってしまったのだ。
インフレが、家計を直撃する。どう乗り切るか?