岡田直樹地方創生相は「空気みたいな存在」 “後ろ盾”は森喜朗氏と地元メディア
岡田直樹地方創生相(石川・参院4回・60歳)
地方創生のほか、沖縄北方、デジタル田園都市国家構想、万博、行政改革、規制改革、クールジャパン戦略、アイヌ施策──と8つを担務。閣僚の中で最も多い。族議員でもなく、専門性はないゼネラリストで「適任」との声がないわけではない。
7月の参院選で当選し4期目。今回の改造では早い段階から安倍派(清和会)の入閣候補だった。
「参院は入閣枠が少なく、なかなか順番が回ってこない。参院幹事長の世耕さんが人事権を握っている。岡田さんは従順で使いやすく、世耕さんに気に入られており、初入閣を果たした」(参院自民関係者)
■森喜朗氏の提灯持ち
東大文学部中国哲学科を卒業後、法学部の政治コースに学士入学。大学卒業後、父が社長を務めていた北國新聞に入社(記者職)。石川県議を経て、2004年参院石川選挙区で初当選。安倍、菅内閣で官房副長官、昨年10月から参院国対委員長を務めていた。妻は森喜朗元首相の姪。
「100%森の子分。下手なことを話すと森に告げ口されそうなので、用心している」(地元関係者)