樋田毅
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樋田毅ジャーナリスト

1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。朝日新聞社会部で赤報隊事件を取材。著書に「記者襲撃」(岩波書店)など。「彼は早稲田で死んだ」(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

(2)早大原研はわずか3人でスタートし2年で38人 “都内大学最大勢力”に

公開日: 更新日:

 早稲田大学原理研究会(早大原研)が編纂した活動記録「播植十年」によると、1964年に早大原研が発足した時のメンバーはわずか3人だった。

「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)は韓国で誕生し、日本で布教活動を始めたのは1959年。その5年後、都内の幾つかの大学に学生の信者組織がつくられ、早大原研もそのひとつとして発足した。

 早大原研の初代委員長になったJ氏は、もともとは神道などを取り入れた宗教団体・生長の家の信者だった。「播植十年」に改宗の経緯が綴られている。

「(生長の家の道場で修道中に)急に自らの意識だけが自身から離れて超スピードで上がってゆき、ただ光の大海原、空気がキラキラと銀白色に輝くような世界に意識があり、(中略)神の愛そのものを霊的に実感した」

 道場の主に話すと、「入神現象というものだ。いい体験をしたね」と言われたという。生長の家は霊的な体験を認めている。入神現象は、法悦・脱魂・恍惚状態とも呼ばれる。手記は、こう続く。

「入神現象の体験から3か月後の(63年)12月、『統一原理』と出会った。私がその時受けた講義は黒板の文字と語る講師の言葉の響きが一体となって光を発して私の心に飛び込み、そのたびに心霊がピリピリふるえるのを感じた」

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