沖縄の高校生失明事件…巡査の行き過ぎた取り締まりにたどり着くまで
当初、男性巡査は、「バイクに停止を求めたが止まらず、接触した」との趣旨の供述をしたため、故意に警棒をぶつけたとして本条の適用があるのか、当たってしまった過失(業務上過失致傷)なのかが捜査のポイントとなりました。しかし実態は巡査による虚偽供述だったようです。
現場の防犯カメラがない中、県警の捜査では、警棒付着物と高校生のDNA合致が説明され、右目に接触したのは警棒で間違いなさそうだと判断されました。さらに、県警は接触状況を再現などをして、巡査を追い込んでいったようです。
なおこの事件では、SNS上で、被害者であるはずの高校生への誹謗(ひぼう)中傷やデマが拡散され、2次被害が生じてしまいました。情報を受け取る私たちも、気をつけなければならない点です。